中東地域で算出される石油への依存度が高いアジア・オセアニアの各国では石油不足が深刻化している。イラン情勢が長期化する中、日本の石油備蓄に注目が集まっている。日本で採掘できるエネルギーは少なく、天然ガスは供給量の2%、原油は0.5%足らずにすぎない。一方、日本の精製能力を極めて高く、2月に精製した石油製品は1100万キロリットル分。国内で取り扱う原油はほとんどが輸入。90%以上は中東からの輸入だが、ホルムズ海峡閉鎖の影響は世界最大級の備蓄量で緩和されている。日本の備蓄量は約4億バレル。日本は石油危機を受けて備蓄量の記録的放出を始め、燃料不足に苦しむベトナムなどが支援を求めた。高市総理大臣は今週、各国の原油調達や備蓄システムの導入に100億アメリカドルの支援策を発表した。日本は備蓄量の一部を放出することで市場の安定を図り、備蓄の有効性を示している。これがアジア各国に広まれば供給不足に対する予防になる。オーストラリアには日本からの燃料供給がすでに保証されているが量は増加していない。
