アメリカのトランプ政権は3日、今年10月から始まる新年度の予算編成をめぐり国防費として1兆5000億ドル(約240兆円)を議会に要求したと発表した。前年度と比べ約4割の増加で、次世代のミサイル防衛システムの予算などが盛り込まれている。ホワイトハウスは「力による平和を確保するための歴史的な増額だ」と強調した。アメリカメディアによると、国防費が要求通りに承認されれば過去最大規模になるという。一方国防分野以外の予算は前年度から10%削減し、バイデン前政権が進めた多様性を重視する政策や気候変動対策に関連する予算などを大幅に削減するとしている。与党共和党が議会の上下両院で過半数を確保しているが、共和党内からも国防費増額に懸念の声が出ていて、要求通りに実現するかは不透明。
