先月現役を引退した高木美帆。ミラノ・コルティナ五輪で最大の目標としてきた1500mでの金メダル獲得はならなかったが、このレースに賭けた思いや頂点に挑んだ舞台裏を単独インタビューで明かした。全開の北京大会のあと引退も考えたが、もう一度五輪を目指した理由は、世界記録を持ちながら2大会連続銀だった1500mの存在だった。頂点を狙うため3年前に国内外のトップスケーターを集めみずからチームを立ち上げてもう一度滑りを磨き直した。迎えたミラノ・コルティナ大会では3つの銅メダルを獲得して最後の1500mに挑んだが、前日までレースプランに悩んでいたといい、高木は「少しイージーペースで入って持たせる。少し弱気になってたのかもしれない」と明かした。しかし、悩んでいた自身のレース前日に、同じチームで切磋琢磨した寧忠岩選手が序盤から飛ばす攻めのレースで金メダルを獲得した姿を見て考えを改めた。覚悟を決めたラストレース。序盤から飛ばして1100mまで全体2位のタイムで通過。しかし、最後に足が止まり結果は6位。ただ、涙を流しながらもこの道を選んでよかったと攻めた自分を称えた。高木は「攻めなければよかったと一瞬も出てこなかったので、悔いや後悔はレース単体で見たら無いと思います」と話した。
