第一ライフG・上野有輝の解説。16日のNY株式相場は3指数ともに上昇。イスラエルとレバノンの10日間の停戦合意などが投資家心理を支えた。決算シーズンも本格化している。地政学リスクやスタグフレーション懸念を背景に機関投資家は慎重なスタンスをとっている。バンク・オブ・アメリカの調査によると、世界の機関投資家の投資先のうちオーバーウェイト度合いは37%→13%に低下している。これは、2025年7月以来の低水準でリスクオフの動きが出ている。今、注目すべきは資金のフロー。ゴールドマン・サックスによると、システマティック投資家が直近まで株式を売り越していたが、今後1カ月で買い越しに転じる見通し。ヘッジファンドでもアメリカ株が8週間ぶりに買い越しに転じるなど買い戻しの動きが出始めている。フロー面では改善の初期段階にあるといえそう。好決算に対しては株価が上昇しやすくなると考えられる。
