- 出演者
- 東野幸治 三宅健 ホラン千秋 夏菜
オープニング映像。
青森県青森市には1500℃の灼熱と戦うガラス職人がいる。宙吹きという技法で竿を空中に浮かせて息を吹き込みながらガラスを含ませる。先端に青色のガラスをつけ、仕上げに使う型が紹介された。
- キーワード
- 青森市(青森)
青森県青森市のガラス職人が作っているものを当てるクイズ。出演者たちがヒントから答えを想像したが正解は金魚鉢だった。金魚鉢は限られた職人にしか作れない形状だという。北洋硝子は昭和24年創業で自社調合の色ガラスを製造しており、「津軽びいどろ」として約1000種類のガラス製品を製作している。青森の春夏秋冬を表現した商品を紹介。青森県伝統工芸士にも認定されている芳賀さんに遠心力でグラデーションを作る技術を見せてもらった。芳賀さんは津軽びいどろを含めてガラス作りは人生そのもの。満足したらそこで止まってしまうなどと語った。
世界が注目する日本お職人文化の素晴らしさと神ワザを紹介する。三宅健はこういう番組をずっと観たかったなどと話した。
創業 明治20年の中村ローソク。室町時代から続く製法で和ろうそくを作る職人・田川広一さん。ハゼの実の皮を搾り15分ほど混ぜ、イグサの隋を棒に巻き付けるなどの作業工程を紹介。約60℃の蝋を素手でろうそくに塗っていく。空気を含ませて塗り重ねることで白い和ろうそくへと姿を変える。1種類を作るのに8工程を4日間かけて行う。値段は10本入りで6380円。花が描かれた「絵ろうそく」は冬場の仏壇にお供えする花の代わりとして生まれた。
21代目京弓職人・柴田勘十郎さん。竹を薄く削り2枚の竹の間に木材を挟む。麻縄を巻き付け楔を入れ竹を曲げる。1日乾燥させ、およそ2m20cmの弓を仕上げていく。起源は戦国時代とされ本能寺の変で織田信長が引いた弓と言われている。張り台を使い弓を反対側に反り返らせツルを張る。
東京・港区で早朝から動き出す職人。
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- 高輪(東京)
大正7年創業の松島屋。1日1000個の豆大福を売る和菓子職人・文屋弘さん。赤えんどう豆に21kgのもち米、あずきを使い豆大福を作る。甥の拓さんも仕込みを手伝う。2種類の砂糖と塩を入れあんこを混ぜる。餅つきの加減はその日の気温によって手の感触で決める。従業員5人で1つ5秒ペースであんこを包んでいく。一番人気の「豆大福」は創業当時から変わらないレシピで作られ東京三大豆大福の1つとして100年以上愛され続けている。
かもめプロペラではサビ、腐食に強いアルミニウム青銅を溶かし、職人たちが機械で6m四方の鋳型に流し込んでいった。金属が冷えた翌日、カッターやグラインダーで加工していき、船のスクリュープロペラが完成。直径は4m40cm、重量は約6tにのぼる。同メーカーはプロペラの設計、鋳造、仕上げまで一貫生産していて、貨客船、海上保安庁の巡視船などに採用されている。下川康次さんによると、プロペラにミクロン単位の凹凸があるだけで、気泡が発生して劣化を早めてしまう。また、水が通り抜ける場所に厚みがあると、渦が発生してプロペラに振動を引き起こして騒音をもたらす。職人がグラインダーを使い、なだらかにしたり、厚みを削り落とす必要がある。プロペラの制作には約1か月を要するという。
漆黒の鉄に金銀を施す装飾技法は京象嵌と呼ばれる。江戸時代、商人などに親しまれていた。土台となるのは4cmほどの鉄板で、職人の中嶋龍司氏は自作した鏨を金槌で叩くことで溝を刻んでいった。1mmに7本の線が刻み込まれていた。中嶋氏は19歳の時に祖父に弟子入りし、歩み続けて25年。
幾多の溝が刻まれた鉄板に純銀、金線を打ち込むと、きちんと嵌るという。中嶋氏は伝統技術を継承しつつ、独自の装飾を加える。鉄板に漆を塗り、焼くことで錆止めになる。湿らせた鉄ヘラで漆を削ぎ落とし、文様を施すことで、紅葉の葉脈や桜のめしべを表現。加えて、立体感のある京象嵌となる。中嶋氏は京象嵌の帯留め、ブレスレットなども発表している。
職人歴60年の平川さんが作っているのは植木鋏。硬い枝を切る鋭い切れ味が特徴。江戸時代末期に創業した佐助は元々火縄銃などの鉄製を作っていた。時代の変化とともに鋏作りを開始した。平川さんは高校生の頃から工房の手伝いを始め2020年現代の名工に選ばれた。刃をねじることで力が一点に集中する。一般的な鋏は刃と刃の摩擦が大きくなり刃と刃が重なり切る力が必要だが佐助の鋏は刃と刃が交わるのは常に一点で刃が重ならないので摩擦が最小限。佐助の鋏は現在5年待ちで約20年前ルーブル美術館で展示された。
奈良県のとある工場。ここでは1300年の歴史を持つという伝統工芸品の墨を製造している。黒い玉を丹念に作りそれを棒状にして木型の中へ入れ成形して専用の道具で挟み、1時間ほど待つと墨が出来上がる。創業明治35年の呉竹では、学校で使うような一般向けから書道家が長年使えるプロ仕様の高級品まで様々な墨を製造している。煤を原料にして120年以上にわたり墨などの書道具を作り続けている。丈夫な墨に仕上げるため、表面に米の研ぎ汁を塗り劣化を防ぐ工夫が施されている。
香川県の高松港からフェリーで40分のところにある離島へ。やってきたのは瀬戸内海に浮かぶ男木島。人口140人ほどの小さな集落。車が入れない坂道を歩くこと15分、人間国宝の大谷早人さんを訪れた。大谷さんが作った伝統工芸作品は、全て竹から作られた器に全ての模様が漆で施されている。蒟醤という作業には驚きの技が隠されている。竹を何度も割いて薄くし、厚さ1っm以下の竹をさらに裂いていく。手作業で何度も割いて薄い材料にする。専用の刃物でヒゴの幅を揃え、厚みを揃えて均一にする。そしてできた竹ヒゴを交互にかさねて編む。それを何度も繰り返しやがて模様になる。
竹ヒゴを編んで模様を作り、この作業をひたすら繰り返す。編み続けること丸1日、いらない周りの部分をカットしたら、生漆と小麦粉を混ぜた麦漆を塗り、網目の間を接着する。さらに濃い漆を練り込み、この竹の材料を2つ用意して、漆を接着剤にして2枚を貼り合わせる。編んだ竹を型ではさみ、プレスして2週間。ここにさらに漆を塗り重ねて、ようやく姿を見せる。国から重要無形文化財保持者の指定を受けた人間国宝の真骨頂は、10回以上幾重にも漆を塗り重ね、塗っては削るを繰り返して形を決めていく。
人間国宝・大谷早人さんは、師匠が漆の作品をいじっていてその美しさに感動したのが漆との出会いだと話す。男木島で生まれ育ち、12歳の時に島で運命の出会いを果たした。作業はクライマックス。彫刻用の刃物で、表面を塗り重ねた漆に彫刻を施すこと10日間、そこへ色漆を塗っていく。色の変化をつけて彫刻全てを漆で塗って隠し、乾燥後に漆を削り落とす。
「TVer」「U-NEXT」で配信。
竹ヒゴで盛り器を作る様子を紹介。施した上に色のついた漆を塗り、彫刻全てを漆で塗って隠す。乾燥後、漆を削り落とし、粒子が細かく研磨に適した希少な炭「駿河炭」で仕上げの研磨を行い、最後まは研磨用の粉を使い手で仕上げる。大谷さんにとって人間国宝であることとは、「それをうんうんなく自分の仕事を続ける。若い人たちにその技術を教えたい」とのこと。
