2026年4月17日放送 22:15 - 23:09 テレビ東京

ガイアの夜明け
【医師が足りない!地域医療の新たな担い手】

出演者
長谷川博己 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

ガイアの夜明け
“街で唯一の病院”が閉院 増える患者…医療がピンチ!

兵庫県・三木市の口吉川町。人口は1500人足らずで、3月30日に地域で唯一の病院の口吉川診療所。その院長の村谷明久院長が中を案内してくれた。診察室を覗くと、看護師が後片付けをしていた。26年間続けてきた診療所だったが、患者は増える一方の中で3月17日に閉院。4年前から後任の医師を探してきたが見つけることはできず。今後住民は、一番近い場所でも病院で30分かけて移動することに。医療機関の倒産・休廃業は過去最多の889件。大きな要因は後継者不足だった。

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口吉川町(兵庫)帝国データバンク私立口吉川診療所
流れない砂時計

流れない砂時計という映像が流れた。

医師が足りない!“県外流出”を防ぐ秘策とは

佐賀県・鹿島市にある高齢者が入居するグループホームのゆうあいビレッジ。入居者の多くには認知症の症状がある。この日は週に一度の診察日で担当するのは佐賀大学医学部の山下駿医師。山下さんの診察に立ち会わせているのが佐賀大学医学部の5年生の大澤さん。見学だけではなく、診察を学生に任せるが、診察の機会を積極的に与えるのには理由が。山下さんの本拠地は佐賀大学医学部附属病院。県内一の高度な医療を受けられる県民にとっては命の砦。山下さんは、教育専門の医師で、2023年に大学が新設した臨床実習コーディネーター。医学部では実際の患者を相手にした実習は5年生からスタート。しかし、命と向き合う医療の現場は実習と言っても見学がほとんど。それに学生の不満が募っていた。佐賀大学医学部には1学年100人ほどで卒業後に研修医として残ったのは14人。多くが県外に流出してしまったという。

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大学の医学部の附属病院は県内の中小病院に医師を派遣する役割がある。研修医が少なくなると派遣が困難になる。そこで大学の魅力を高めようと設置したのは臨床実習コーディネーター。この日は5年生の二人が初めて総合診療科で患者を相手にした実習に臨んだ。指導に慣れていない現場の医師の潤滑油になるのも臨床実習コーディネーターの役割。学生が担当する患者は、事前情報では貧血と立ちくらみがある30代の女性。念入りにレクチャーするのは現場に負荷がかからないようにするためで、学生に自信をもって患者と向き合ってもらうため。山下さんは宮崎県出身で救急医として県内で勤務している。10年前に佐賀大学に所属し教育部門の立て直しを任された。山下さんが率いる臨床実習コーディネーターの他のメンバー4人は育児中の女性医師の4名在籍。その中の一人が肝臓内科医の井上香さん。井上さんは幼い子供を育てる母親で、毎朝7時半には保育園に送っていく。臨床実習コーディネーターは学生の指導に特化しているために子育てでキャリアを中断することなく働き続けることができる。勤務時間は朝8時30分から午後5時15分まで。この日は5年生にエコー検査の指導をする。

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佐賀大学佐賀大学医学部附属病院

肝硬変の患者に学生が検査を実施していく。井上さんにとっては専門分野で学生と現場を繋ぐだけでなく自ら指導もする。取り組みには別の効果もあり、佐賀大学医学部は、学生の半数が女性。女性医師が働きやすい環境を間近で見てもらうことにもつながっていた。こうした取り組みの結果、佐賀大学医学部では研修医として大学病院に残る卒業生は14人から28人に倍増した。

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佐賀大学佐賀大学医学部附属病院肝硬変
医師が足りない! 地域を担う若者を育てる

山下さんが新たな取り組みを始めていた。この日行われていたのは、4年生のを対象とした模型を使った講習。指導にあたっていたのは上級生で4年生に教える仕組みを作っていた。この時、4年生は大事な試験を控えていた。医学部では4年生までは主に座学だが、5年生からが臨床実習の機会が与えられる。その実習に進むためにはOSCEという臨床能力試験に合格する必要がある。落ちたら留年の厳しい試験だが学部全体で手助けをするが、絆を深め、将来は大学病院に残ってもらうため。心電図のトレーニングに参加する高木さんと佐藤さんは3年間佐賀県で勤務する条件の推薦枠で学んでいる。佐賀大学医学部は7割以上が福岡などの他県の高校出身者。卒業後の流出を防ぐためにその推薦枠を徐々に広げている。2人は佐賀を支える医師になることを望んでいる。そのテキストには書き込みがびっしり。まずは臨床能力試験に合格する必要があるという。試験は他の大学の監督官も交えて厳正に行われる。部屋の中で診察や救急措置などのテストが次々に行われている。

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佐賀大学佐賀大学医学部附属病院

3月21日の佐賀大学医学部。4年生が次のステップに進むための臨床能力試験に臨んでいた。合格者に対して医師の象徴の白衣が贈呈された。合格者の名前が呼ばれる中に佐藤さんの姿が。夢の外科医へ一歩前進した。高木さんも合格していた。

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佐賀大学
複眼が必要?

複眼が必要?という映像が流れた。

医師が足りない!救世主は“スーパー看護師”!?

四国の南東部に位置する生見海岸。日本屈指のサーフスポットで、サーフィンの大会が行われている。参加者たちには共通点に全国の医療従事者が参加する大会の参加者。開催したのは徳島県立海部病院の院長の影治さん。大会が終わった夜に、主催者と参加者集う懇親会が行わえた。各テーブルには自慢の海の幸が。町長も駆けつけて猛アピールを行った。徳島県は、人口に対する医師の数がトップ。しかし、その8割近くが都市部に集中している。県南部は深刻な医師不足に直面している。県外の非常勤の医療従事者が勤めていたのは最南端の海陽町にある海陽町立海南病院。徳島市内からは車で2時間の場所にあり、過疎の町の人口は8000人足らず。常勤医は院長一人で、非常勤で入る医師や看護師でなんとか地域医療を支えている。週1勤務の谷口さんは、普段は徳島市内の病院で働いている。高齢の女性は自転車で転び、膝にケガをしてやってきた。谷口さんは医師ではなくNPと言われる、ナースプラクティショナー・診療看護師という特別な資格を持つ。NPは医師の相談し、検査や薬を判断して外科的な処置を行うことが可能。NPは全国に1118人いるが、首都圏などの大都市が中心。徳島県には谷口さん一人。徳島市内から県の最南端まで毎回2時間かけて通勤するがそこまでしている理由には、海陽町の産婦人科の閉鎖が大きかったという。好条件で提示してきた場所もあったが、医師がたりない地域を支えられないかと県南部に足を運んでいる。徳島県出身の谷口さんは、産婦人科や内科や集中治療室で18年間働いたあと、2015年から東京医療保険大学大学院で学びNPの認定試験に合格。一人娘を育てながら3年前から海南病院で働いている。去年11月に谷口さんは県をあげての式典に参加していたが心強い相棒がやってきた。

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医師が足りない!強力な味方!?“走る診療室”

医師が足りない徳島県南部診療看護師として活躍する谷口さん。この日、式典で披露されたのは医療Maasと呼ばれる移動診療車。車内には診察台の他にモニターやカメラが搭載されリモートで病院とつながる。遠く離れた場所でも看護師が赴くだけで患者はモニター越しに医師から診察を受けることができる。医療Maasは県南部にとっては悲願の導入だった。谷口さんもこの移動診療車に乗って山間部へ。山道を走ること30分で神野地区へ。これまで月1で医師が通っていた集会所に車を停めて谷口さんが準備を始めた。通常は車内の看護師とモニター越しの医師がタッグを組んで患者の診察をしていく。しかし谷口さんの場合はNPは医師に代わって問診や診察もできるために医療Maasはさらにその力を発揮する。取り出したのは病院と遠隔でつながる聴診器。病院にいる医師にとっても初の体験。このやり方ならここでの診療を月4回に増やすことができる。往復で半日を費やしてきたが医師の負担も大幅に削減される。病院に戻った谷口さんは医師に混じってある患者の治療方針の検討会に参加した。今後の方針などを共有しながら医学知識を固めていく場でもある。谷口さんに医療的な指導をする國永医師。NPは医師が足りない地域の打開策の一つと考えている。

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徳島県海陽町立海南病院神野地区(徳島)
医師が足りない! 地域医療の新たな担い手

海陽町の海岸でサーフィンをしていたのは谷口さん。歴は7年でつかの間の休日に海で英気を養う。谷口さんは今後徳島市内での勤務を減らし、県南部での仕事を増やすことにしている。その活躍もあり、海南病院には変化があった。救急患者の受け入れが増加した。谷口さんが普段徳島市内で勤めているのは救急病院。國永医師も豊富な救急医療の経験がある。以前はほとんどが断っていた救急患者を受け入れられるようになっていた。また救急患者がやっていたが谷口さんのNPとして看護師を指示。指が切断しかけている患者は高度な医療機関へ搬送しなければいけない。谷口さんは必要な処置をしたが、搬送先は移動に2時間かかる徳島市内の病院。傷口からの感染症を心配していたが、医師が少ない現場で投薬をするべきか判断をしていた。搬送された患者は感染症にかからずに手術に成功し、指を切断せずに済み退院ができたという。

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(エンディング)
エンディング

エンディング映像。

次回予告

「ガイアの夜明け」の次回予告をした。

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