2026年4月21日放送 4:15 - 5:00 NHK総合

国際報道
2026 フランス 偽情報に“エスプリ”で対抗

出演者
山澤里奈 辻浩平 藤重博貴 齊藤貢 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像と出演者の挨拶。

皆さんの声

「残念だがホルムズ海峡の状況は様子を見るのがいい完全開放には程遠い感じがする」など皆さんの声を伝えた。元駐イラン大使・齊藤貢さんを紹介。QRコードから皆さんの声を募集。

(ニュース)
アメリカ・イラン 2回目の対面協議 “不透明”に

アメリカ中央軍が公開した映像。アメリカの艦艇がイラン側の貨物船とみられる船に無線で警告する。アメリカ中央軍はイラン沖のオマーン湾で封鎖措置を突破しようとしたイラン船籍の貨物船が“6時間にわたって警告に従わなかったため、機関室から退避を指示した上で、アメリカ海軍の駆逐艦が機関室に向け砲弾を発射し貨物船を無力化”したとしている。さらに海兵隊の部隊が乗り込み拿捕したとしていて、その際のもの だとする映像をSNSで公開。アメリカの実力行使をイランの革命防衛隊と繋がりのあるタスニム通信はイラン軍がアメリカ軍の複数の艦艇に無人機による攻撃を行ったと伝えている。イランの国営放送は革命防衛隊の航空宇宙軍のムサビ司令官が公開したとされる映像を伝えた。ムサビ司令官は“停戦の期間中ミサイルと無人機の発射台の更新・補充スピードは戦争前より早まっている”と述べたという。発射能力は健在だとアピールする狙いがあるものとみられる。トランプ大統領はSNSに「私の代表団がパキスタンのイスラマバードへ向かいあす夕方交渉のため現地に到着する予定だ」と投稿した。さらに「われわらは非常に公正で合意的な取り引きを提示している。もす受け入れなければイランの発電所を破壊するつもり」だなどと警告。イランとの協議ついてホワイトハウスの当局者はバンス副大統領とウィトコフ特使、トランプ大統領の娘の夫クシュナー氏が参加すると明らかにした。一方でイラン外務省のバガイ報道官はアメリカとの2回目の協議には応じない姿勢を示した。イランの国営通信はアメリカによる過剰な要求や停戦違反とみなされる海上封鎖の継続などがイラン側の不参加の理由だと伝えている。パキスタンのイスラマバードでは代表団が宿泊するとされるホテルや政府機関が集まる地区一帯は関係者以外の退去を命じられ、出入りが厳しく制限されている。ニューヨーク原油市場ではWTI先物価格が一時1バレル91ドル台まで上昇。17日にはイラン外相の開放表明などを受け一時1バレル80ドル台まで下落していた。

解説 ホルムズ海峡 交渉の行方は

元駐イラン大使・齊藤貢さんの解説。17日にイランのアラグチ外相が“海峡は完全に開放”と投稿。これを受けてトランプ大統領は歓迎の投稿。その直後にイランの港に出入りする船舶の封鎖は続けると投稿。翌日にはイラン議会のガリバフ議長が封鎖が続く限りホルムズ海峡の自由な通航は認めらないと投稿。革命防衛隊、強行派が大きな力を持っているが、穏健派が説得している。アメリカ、イランの2度目の協議はないという。外圧に屈しないという感情が強い。歴史的な経験から。アメリカの海上封鎖は解除しない。理由の1つはトランプ大統領はガソリン価格を上げたくない。1つは支持者に対しては強い態度を示したい。停戦期限の延長は形骸化。海上封鎖は国際法上、武力行使。アメリカ側の空爆はない、トランプ大統領はガソリン価格が上がると思っているから、イラン側もやめたいから期限延長には反対しない。前回の出演者福本出さんからの質問「イラン国民に与えた恨み憎しみは少しでも和らげる方策はあるか」。方法はないという。中東全般に水に流すという発想はない。次回の出演者東大作さんに質問「私は紛争は当事国同士が止める気にならないといくら仲介しても止まらないと思いますが如何でしょうか?」。

WOW!The World
動物園から脱走 オオカミ無事捕獲

韓国中部の動物園から脱走したオオカミ。見つかったのは動物園から1.6キロ離れた地点。水路に落ちて動きが鈍くなったところを麻酔銃を使って捕獲された。李在明大統領も無事に戻ってきてほしいとSNSに投稿するなど関心を集めいていた。

英を横断 “公式散歩道”認定

イングランドの西海岸から東海岸までを1週間かけて歩く、イギリスを横断する全長300キロ余りのハイキングコースが公式な遊歩道に認定された。約12億円をかけて整備され新たに門や橋、中間地点には石碑を設置。全ての標識に刻まれたのは、50年以上前に考案しガイドブックを出版した男性のイニシャル。湖水地方から始まり、3つの国立公園を横断するコースの終点はバー。国外からやってくる人も多く、地元経済を支えているという。

観客の熱気はかる装置?

アメリカのスタジアムに登場したのは巨大なゼリー。観客がどれほど熱狂しているかこのプルプルで測定する世界初の装置。ゼリーで調べる食品メーカーが開発。北米プロアイスホッケーリーグの試合で導入されている。

Monday Biz
中国 人型ロボット ハーフマラソン

中国では新たな産業の柱と位置づけるロボット産業が急速に成長している。その最先端の技術をアピールするイベントが、今年も北京で開かれた。北京市の郊外できのう開かれた人型ロボットのハーフマラソン。約21キロを100チームほどのロボットが競った。この1年間で中国の人型ロボット技術はどれほど向上したのか。第1回の去年の大会には20体が参加。しかし完走できたのは6体。スタートラインで転倒したり、なかなか前に進まなかったり、人による操作が欠かせず実用化に向けてはまだ時間がかかるという印象が広がった。今年参加したロボットの数は去年の5倍の約100体。遠隔操作と自律走行の人型ロボット2種類が参加し、このうち自律走行は全体の4割を占めたという。今年も途中で止まったり倒れたりするロボットがいたものの、優勝した南部・深センのメーカーのロボットのタイムは50分26秒と、男子ハーフマラソンの世界記録より約7分早く完走した。中国では人型ロボットそのものの性能を高めようとしていて、今後産業現場や緊急救助、パトロールなどの分野で活躍することを期待しているという。一方中国は米中対立の影響で、AI開発に必要な最先端半導体などの入手に制約を受けていて、今後中国政府が思い描くような技術発展を達成できるかは不透明さもある。

オーストラリア レアアース 商業生産に成功

レアアースのサマリウムは高温でも強い磁力を保つ永久磁石の原料として知られ、航空機や人工衛星、電気自動車に使われるモーターなどに欠かせない重要なレアアース。生産では中国が大きなシェアを占めていて、去年4月に中国が打ち出したレアアース関連の輸出規制の対象にもなった事から安定的な調達が各国の課題。オーストラリアの資源会社が先月、採掘したサマリウムの鉱石を分離、精製する商業生産に成功と発表。日本の大手商社によって準備が整い次第、日本に輸入される。

ドイツ 付加価値税 減税の効果は

ドイツでは今年1月、飲食店で料理に課される日本の消費税にあたる付加価値税が飲料品を覗いて19%から7%に引き下げられた。7割が税率引き下げ後も価格を据え置いているという。ベルリンにある店はコロナ禍以降、エネルギー価格や最低賃金が上昇したため値下げは難しかったと説明。ドイツ政府は減税の目的を飲食店の経営支援とし、価格への反映は事業者の判断に委ねた。研究機関の専門家は「付加価値税の減税ではコストは吸収できない」という。

SPOT LIGHT INTERNATIONAL
“偽情報”に対抗 フランス流 異色のSNSアカウント

1月インターネット上に出回った真偽不明のある投稿。ヨーロッパの首脳がトランプ大統領から「グリーンランドを売らないならNATOから撤退」と伝えられ、パニックになっているなどとするもの。それに対しフレンチ・レスポンスは「ヨーロッパはパニックになっているのではない生え際をチェックしているだけだ」とユーモアを交えて訂正。アカウントを開設したのはフランス外務省。増え続ける偽情報などに対抗するため、公式アカウントとは別に立ち上げた。6人体制で拡散する情報をチェック。ことし1月、Xを率いるイーロン・マスク氏がイギリス政府によるSNSへの規制をめぐり“イギリス政府はなぜそんなにファシストなのか”と投稿したのに対し、マスク氏が右手を斜めに伸ばしている写真を投稿。マスク氏がナチス式の敬礼をしたとして批判されたことを示唆。800万回以上閲覧されフォロワーが急増。今では20万を超えている。フランス外務省の関係者はSNS上の不確かな情報にはプレスリリースや声明などでこたえても効果がなく、人々に注目される形で返信する必要があると主張。フランス流のエスプリだとして、皮肉やユーモア、自虐的表現などを交えて軽妙に投稿しているが、炎上にも繋がりかねず広報やコミュニケーションの専門家などが投稿内容を慎重に投稿内容を精査しているという。最近目立つのは各国政府が公式アカウントなどで発信する投稿への反論。

INTERNATIONAL NEWS REPORT
ゼレンスキー大統領 “欧州独自の防空システム 協議中”

ウクライナのゼレンスキー大統領は、地元メディアのインタビューでヨーロッパには弾道ミサイルの防衛システムが必要、複数の国と協議を行っていると明らかにした。イラン情勢を受けて、防空システム「パトリオット」のミサイルが不足する可能性があると懸念を示している。欧州各国と連携しロシアの脅威に対応する狙いとみられる。アメリカがロシア産原油などを対象した制裁を再び解除したことに強い懸念を示す。アメリカの財務省は先月から今月にかけてロシア産原油、石油製品対象とした制裁を一時解除、その後再開していた。17日、海上輸送中のものに限り制裁を再び解除していた。制裁解除をめぐってはEUが時期尚早だとするなどヨーロッパ側からも反対の声があがっている。

山澤’s Focus:ゼレンスキー大統領 米の対ロ制裁解除に懸念

フィリピンは約5年ぶりにロシアからの原油輸入を再開。近く75万バレルほどがフィリピンに到着する。タイではロシア側と原油輸入に向けた協議を行っていると明らかにした。韓国ではナフサ2万7000tがロシアから到着したと発表している。マレーシアでは国営のエネルギー企業のペトロナスがロシアからの原油輸入に向けて交渉を進めていることを明らかにしている。今回の措置はロシアに有利が働く。ロシアへの制裁緩和は他に選択肢がない国や原油の種類などに柔軟に対応できない製油所ほどロシア産に目を向けることにつながっている。

ブルガリア議会選 “ロシア寄り”野党が第1党に

ブルガリア議会選ではラデフ前大統領が率いる野党の中道左派連合が44%余の票を獲得し第1党となった。ラデフ氏は選挙戦で汚職撲滅を掲げ、ウクライナへの軍事支援に反対すると共にロシア産のガス、石油を欧州に制限なく供給すべきだと指摘していた。ブルガリアは今年 1月にユーロが導入されたばかり。ロシア寄りの政権発足となればEUとの関係など外交政策に影響が出る可能性も指摘されている。

米 ルイジアナ州 男が銃乱射 子ども8人が死亡

ルイジアナ州で男が3軒の住宅で銃を乱射した。10人が撃たれ、子ども8人が死亡。容疑者は追跡していた警察に射殺される。容疑者は31歳の男、死亡した8人のうち7人は自身の子どもだとしている。警察は家庭内の問題が背景にあるとみて捜査している。

(エンディング)
皆さんの声 募集中

皆さんの声を紹介。「イラン情勢に対し国連は何をしているのでしょうか」。何もしていないわけではない。グテーレス事務総長は停戦の継続を呼びかけている。国連安保理でもイランによるエネルギー施設を非難する決議も採択された。質問の趣旨は戦闘を止められていないということだと思う。それは私もその通り。アメリカが武力行使した場合止められない。ウクライナでも同じこと。国連の機能不全が浮き彫りになっていると言われても仕方がないなどと話した。

あすは…

あすは上智大学国際関係研究所所長の東大作さんが出演。

エンディング

キャスターらがエンディングの挨拶をした。

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