鬼界カルデラの噴火がその後の縄文人の精神性に大きな変化をもたらしたと考える専門家がいた。それが桑畑光博さん。桑畑さんが注目したのは噴火の後の縄文遺跡から出土したあるものだった。噴火の前は土器や石器など生活用の道具が出土していたが、噴火の後になると九州南部では特殊な装身具が出土し始めた。その1つが玦状耳飾り。玦状耳飾りは当時宝石として珍重された蛇紋岩などで出来ている。その他、オオツタノハと呼ばれる希少種で作られたブレスレッドも見つかっている。縄文時代は身分がなく平等な社会だったことが知られているが、耳飾りを付けていた人物は特別な身分。祈りを捧げるシャーマン的な人たちが身につけていた可能性が高いという。
