11日、仲介国であるパキスタンに到着したアメリカとイランの代表団。バンス副大統領が率いるアメリカ代表団はウィトコフ中東担当特使、クシュナー氏も同席した。ガリバフ国会議長が率いるイラン代表団はアラグチ外相らも出席した。イラン側は協議開催の条件としてイスラエルによるレバノンへの攻撃停止やイランの凍結資産解除を要求したという。現地時間午後1時、イラン側はパキスタンと協議を開始。アメリカもパキスタンと協議を行った。午後5時30分ごろ、パキスタンを含めた対面による3カ国での終戦協議が始まった。イランメディアによると米側がイランの資産凍結解除を受け入れる姿勢を示したことや、レバノンへの攻撃が限定的になっているとしてイランが協議入りを決めたと報じている。ニューヨーク・タイムズは協議の様子について友好的な雰囲気だったとしている。協議が続く中、ホワイトハウスで記者団の前に姿を見せたトランプ大統領は「合意しようがしまいがどうでもいい。私たちはすでに勝っている」などと吐き捨てた。終戦協議は約14時間続いた。バンス副大統領は協議終了後、不満げな表情を見せ「残念ながら私たちは前進できなかった」などと述べ、イランがアメリカの提案を受けれなかったという見方を示した。また核兵器を保有しないというイラン側の決断が見えなかったと指摘した。バンス副大統領は米側の提案を「最終的かつ最善」の案と主張。イラン側が受け入れるか様子を見るとしている。イラン外務省のバガイ報道官は外交による解決を目指す考えを示した。ウォール・ストリート・ジャーナルはトランプ大統領がイランへの限定的な軍事攻撃を検討していると報じた。
