かつては黒澤映画が、ハリウッドに強い影響を与えたこともあった日本の時代劇。隠し砦の三悪人から着想を得てスターウォーズが生まれたとも。全米に日本の時代劇旋風を巻き起こしたのがディズニープラスで配信中のSHOGUN 将軍。エミー賞を史上最多18部門で受賞。ゴールデングローブ賞も4部門受賞するなど大きな注目を集めた作品。このドラマで時代考証を担当したのが国際日本文化研究センターのフリデリック・クレインス教授。10歳のとき、三船敏郎版の将軍 SHOGUNに衝撃を受け19歳で来日。以来、36年間、日本で歴史学に没頭してきた。今回のSHOGUN 将軍では、2179ページの資料を作成。日本人も知らない戦国時代のリアルな姿を描いた。クレインス教授は、戦国時代に電気はないので当時の照明は灯明皿がメインだったという。衣装について、時代劇の衣装というと想い浮かぶのは着物だと思うが、着物は江戸時代にできたもので戦国時代は小袖だったという。切腹シーンもこだわったといい、主従関係を外国人は全く理解していなかった、彼らが考えていたのは絶対服従だったが、戦国時代は家臣が主君を選ぶという逆の関係がある、だから切腹を申し出るというのはかなりの信頼関係ができていると説明した。
