オーストラリア・ビクトリア州では今月末までとしていた公共交通機関の運賃無料化を来月末まで延長し、さらに年末までは半額にする。物価高による家計への負担を減らすための政策で、通勤で公共交通機関を利用するなら1か月平均で200オーストラリアドル(2万2000円)以上の節約になる。一方、ビクトリア州政府の運賃収入源は4億ドル。運賃無料化でタッチ決済試験の実施はさらに遅れる。メルボルン大学の調べでは運賃無料化で公共交通利用者が26%増えた。一方、無料化を導入していないニューサウスウェールズ州でも公共交通の利用者は増えているため、支援策による燃料不足解消効果は高くない。無料化で休日や週末の混雑がひどくなったが、列車の本数を増やす計画はない。
