炭鉱での労働の終わりを言い渡されたチャンスさんは、バルセロナの世界選手権で金メダルを取るよう命じられた。すでにリンジェンさんは現役を引退しており、チャンスさんは2回戦で敗退した。バルセロナに駆けつけたリンジェンさんにチャンスさんは連絡できなかったことを謝罪し、韓国に亡命すると告げた。チャンスさんはバルセロナからモスクワに向かう列車が停車する都市にある韓国大使館に逃げ込む計画を立てた。途中で停車したパリにも韓国大使館はあったが、その駅で乗り換えがあり監視の目が厳しく断念した。次に韓国大使館がある停車駅がベルリンで、ここでは5分間停車するだけなので隙を見て逃げ出せると考えた。
