東京都内のクリニックで40代男性が受けていたのは「はしか」のワクチン接種。男性は事前の検査で抗体の量が不十分であることが分かりワクチン接種を受けることにしたという。いとう王子神谷内科外科クリニック・伊藤院長は「直近1週間ははしかに関する問い合わせやはしかを強く疑う患者が来ている。近年で記憶にないぐらい増えていると思う」と話した。国立健康危機管理研究機構によると、今年の感染者数は今月19日までに362人で、去年の同じ時期と比べて約4.4倍。直近10年で感染者数最多の2019年に迫る勢い。新宿区内の小学校では今月はしかの集団感染があり学年閉鎖を行う事態に。今月21日の公表時点で児童ら18人の感染が報告されたのに続き、24日には児童41人・教職員6人の感染が公表された。感染者にはいずれも海外渡航歴なく、全員回復に向かっているという。ゴールデンウィーク前にはしか感染者が急増していることに子どものいる家庭は不安を抱いている。はしかは感染力が非常に強く不織布マスクや手洗いで感染を防ぐことは困難。予防にはワクチンの2回接種が有効。しかし、伊藤院長によると、最近ははしかのワクチンが手に入りにくい状況になっているという。厚労省は「都内で感染者数が増えているため、一時的にワクチンの供給が追いついていない可能性がある」と説明。その上で「日本全体で供給の目詰まりが生じているとは考えにくく、全体としてはワクチンは足りているという認識だ」としている。伊藤院長は「ワクチン接種を希望する際は、まず医療機関で抗体検査を受け、接種が必要かどうか確認してほしい」としている。
