アクセサリーから工具まで幅広く使われる人工ダイヤ。実は他にも注目される理由がある。薄い板状のダイヤに直接電極が組み込まれたダイヤモンド半導体。近年、人工ダイヤが普及したことから、再び関心を集めている。通常のいわゆる半導体との違いというとダイヤモンド半導体は熱放出にも優れているため熱暴走を起こさず、作動する。早ければ年後をめどに実用化が始まり、期待される。ただ、コストという課題もある。ダイヤモンド半導体だけではなく一般的な半導体についても、製造や加工のために人工ダイヤの安定的な調達が欠かせない。人工ダイヤの製造で今、世界シェアの大部分を握るのが中国だ。今回の日米協力について経済安全保障に詳しい鈴木氏は中国依存からの脱却が狙いだと語る。さらに今回の動きは、ダイヤモンド半導体の開発競争を念頭に置いたものだと指摘する。
