オカピーなど珍しい動物と出会える「よこはま動物園ズーラシア」ではモルモットたちと触れ合える「モルモット・ネズミのおうち」というイベントがあったが、先月終了した。理由は「暑さ」。モルモットは暑さに弱い生き物だそうで、25℃を維持するのが理想。これまで毎年簡易クーラーなどで対応してきたということだが、最近あまりにも暑いため動物たちの体調を第一に考えた苦渋の決断で終了したとのこと。福岡市にある「マリンワールド海の中道」には「タッチプール」というものがあり、ヒトデやウニ、イソギンチャクなどがいて触ることができる。このタッチプールが去年10月に終了した。その理由は「生き物たちのストレス」。ふれあい方の紹介はしていたということだが、毎日制限なしで触れていたので中には雑に扱われるケースもあったそうで、ヒトデは体調をみながら年間で約300匹入れ替える必要があった。そこで(1)予約制、(2)飼育員の目が届く範囲、(3)生き物を厳選という3つの対策をとった。触れられることに慣れている生き物は「サメ」。他の魚の場合、鱗が傷つくなどすると弱るそうだが、サメは頑丈ということで、去年のリニューアル以降、体調を崩したサメはいないそう。ふれあいの経験と動物たちの健康の両立を模索している。ズーラシアの担当者によると「アニマルウェルフェアの向上」という考え方が広まってきているという。動物本来の習性にそったストレスの少ない快適な環境で過ごせるように配慮すること。動物側の福祉と利用者側の楽しみを両立するために飼育の環境を工夫する動物園が増えてきている。「東武動物公園」では先月、トラやライオンなど大型ネコ科動物のスペースをリニューアルしたが、立体的で高さのある空間にすることで本来の生活環境を再現した。屋外ではあるが、空調機能を充実させた。オリの一部をガラスにすることで屋外でも冷房が効きやすい作りになっているという。ジャガーが寝ている岩場は寒い日には床暖になる。こうすると快適になった動物たちが客前に出る時間が増えて来園者も元気な姿をより長く見ることができる。他にもパンチくんで有名な「市川市動植物園」では先月、サルの放し飼いスペースがオープンした。のびのび遊べるスペースを確保することに加え、放し飼いスペースに移動する通路を高さ3mの場所に設置することで、頭上をサルが通る体験を楽しめるようになった。「大牟田市動物園」はレッサーパンダはもともと森林に生息しているということでたくさんの木を植えた、などと伝えた。
