両陛下がオランダ訪問。アムステルダムの広場で両陛下は歓迎式典に臨まれた。広場では日本の国歌が演奏され、両陛下は儀仗隊の栄誉礼を受けられた。また日本人学校の子どもたちと触れ合う場面も。その後両陛下は戦没者記念碑の前で1分半を超える黙祷を捧げた。サッカーの日本対オランダ戦は両陛下と国王夫妻が一緒にテレビ観戦されたそうで、両国の親密な交流は長年続いている。しかし忘れてはいけない戦争の歴史もある。日本軍はオランダ領だったインドネシアを占領し、オランダ兵・一般市民10万人以上を強制収容した。強制収容されたトン・ステファンさんは「収容者は棒で殴られた」と話す。収容者は日本の天皇を敬うよう強制されたという。こうした歴史はオランダ国民に強い悲しみと怒りを刻みつけ、戦後に昭和天皇がオランダを訪問した際には車にビンを投げつけられるなど、強い反日感情が渦巻いていた。平成の時代に入り今の上皇ご夫妻が訪問した際にも激しいデモが起こった。そんな中で、上皇ご夫妻は1分間の長い黙祷を捧げた。両国の皇室と王室は互いに訪問を重ね、少しずつ良好な関係を築いていったのだ。
