サミットで高市総理は関係が悪化している中国について深刻な懸念を表明した。中国を巡っては海洋進出を強めている他、世界経済に影響を与えるレアアースなどの輸出規制の問題がある。同行した政府関係者は「重要だと思っていることはすべて打ち込めた」と話している。今回発表された地域情勢に関する成果文書では中国を念頭にした東シナ海・南シナ海・台湾海峡での力による現状変更の試みへの反対、北朝鮮の非核化について言及があり日本の主張が受け入れられた形。サミットでは時刻第一主義のアメリカと多国間の協調を重視するヨーロッパ各国の立場の違いも指摘されている。こうした中でエネルギー供給や重要鉱物をめぐる日本の提案に双方から賛同が得られる見通しになっていて、G7の結束を示すことにつながったとも言える。
