胎児の染色体の異常を調べる出生前検査の一つで、妊婦の負担が大きいとされる羊水検査の実施件数が、2023年にはピーク時の3分の1に減少したことが国立成育医療研究センターなどの調査でわかった。国立成育医療研究センターの佐々木愛子医長らのグループは、NIPTが導入された2013年前後で羊水を採取して調べる羊水検査の実施件数がどう変化したか精査。NIPTとは妊婦の血液を使い胎児の染色体の異常を調べる出生前検査。羊水検査は2014年をピークに減少傾向となっていた。NIPTは学会の認定制度が始まった2013年は7700件余だったが、2023年には4万件を超えた。研究グループはNIPT導入で羊水検査は高リスクのケースに絞って実施されるようになったためと分析。佐々木医長は、各検査のメリット、デメリットを理解したうえで、やるやらない含めて選んでもらいたいなどとコメント。
