- 出演者
- 寺門亜衣子 今田耕司 田中美里
今回はあなたのファミリーヒストリー石川編。
- キーワード
- 石川県
依頼者・佐知子さんのルーツを調査。旧姓は穴太で「あのう」と読む。加賀藩に関係のある史料にあたると、先祖の由緒帳に戸籍で辿れた江戸時代の穴太源兵衛のものがあった。家の歴史は源平の7代前の穴太源介となっていた。石川県立歴史博物館で前田利家が穴太源介に宛てた文書が見つかった。文書には米百俵分の土地を与えると記されていた。研究者の北垣さんは、穴太源介は石積みの技能者だったと話した。比叡山の麓には古くか穴太という場所があり、南北朝時代に延暦寺の土木事業を行っていた人々が後に穴太衆と呼ばれるようになった。石積みを得意とし、石を加工することなく自然の形のまま積んで崩れにくくなる技能は今も受け継がれている。穴太衆は戦国時代に各地に散らばり、佐知子さんもその末裔の一人。若い頃に穴太の子孫を徹底的に追っていた北垣さんは、佐知子さんの祖父母にも調査をしていた。古文書によると佐知子さんの先祖が名だたる城の石垣作りに関わってきたことが記載されていた。
依頼者・亮一さん、剛さんのルーツを調査。亮一さんの家には大正時代に小学校教師をしていた曽祖父・甚松の銅像があった。現在は閉校し、小学校だった場所は地域のコミュニティセンターになっている。子どもたちのために老朽化した校舎を建て替える計画が持ち上がったが、それには現在の価値で3億円を超える資金が必要だった。村は貧乏で収入の道がなかったが、禁酒による節約に最後の望みをかけた。当時の村長だった森山忠省が推し進め、甚松も大きな役割を果たした。当時村で消費する酒の量は莫大で、村人みんなが酒を我慢すれば5年で小学校の建設費が建てられる計算だった。大正15年1月28日に行われた村の集会では反対の意見が飛び交ったが、最後には村をあげての禁酒が決定した。全298世帯が毎日5銭以上を貯金し、小学校は新しい校舎に生まれ変わった。昭和6年に学校建設費をすべて返済して記念式典が行われたとき、甚松は村長になっていた。禁酒の物語は世間の評判となり、タイム誌も村を称賛する記事を書いた。今も禁酒の学校を語り継ぐ会が紙芝居で語り継いでいる。甚松の玄孫にあたる中央大学の谷下教授は故郷の歴史を調べ、村では禁酒だけでなく将来のために植林を進めていたことを知った。谷下教授は、自分たちの地域にどうやって誇りを持ち自分たちの地域を次の世代にどうつなげていくかを当時の人たちは真剣に議論していたんじゃないかと話した。木を売った資金で橋や宿泊施設などが建設された。
依頼者・久信さんの祖母の親戚だという刀鍛冶・一鉄を調査。刀鍛冶を調べた加賀藩の史料の中に一鉄の名前が見つかった。江戸初期の人物で、加賀の刀鍛冶を研究する小浦さんは有名だが作品が少ない幻の刀工だと話した。一鉄の刀の行方はわかっていないが、史料には柄の部分が載っていた。一鉄が打った刀が鉄の塊を切り裂いたという言い伝えがあり、その続きが書かれた本には話を聞いた前田利家が刀を買い上げて重臣に代々受け継ぐよう命じたと書かれていた。史料からは一鉄の子孫には平右衛門とその娘と結婚した伊兵衛という2人の野鍛冶がいたことがわかった。史料に記された白山市鶴来の歴史を研究する会に手がかりを尋ねると、今も鶴来に暮らす一鉄の子孫・坂田さんを紹介してもらった。坂田家の明治初めの戸籍には一鉄平右衛門の記載があった。明治時代に一鉄は苗字として受け継がれていた。次に小樽市にいる伊兵衛の子孫・織江さんを訪ねた。久信さんと織江さんの戸籍を照らし合わせると、つ祢という同じ名前が見つかった。久信さんの祖父の妹と伊兵衛の息子が夫婦だったことわかった。
依頼者・素也さんのルーツを調査。素也さんは輪島塗の仕事を職人に配る塗師屋をしている。家に残る古い注文書には曽祖父・大工治太郎の名前と大本山總持寺祖院の印があった。總持寺で輪島塗の香合を見せてもらうと、記された時代から治太郎が28歳のときに納めたものとわかった。全国から集まる僧侶の間でも輪島塗の職人たちの腕は評判だった。治太郎の息子・富二がその後塗師屋を継いだが、昭和4年に昭和恐慌に見舞われた。輪島の漆器も需要が落ち込み、富二は仕事を求めて日本各地に足を運んで発注主を探した。仕事が安定しかけた頃に日中戦争が勃発し、輪島塗に欠かせない金が統制された。終戦後も輪島塗の職人たちには仕事のない日々が続き、富二の長男・素治郎も父の教えに従い各地に足を運んだ。素治郎から仕事を任されていた西方さんは、穏やかな器のでかい人だった、もうけ主義じゃない印象を受けたと話した。昭和31年に大雨で輪島川が氾濫し、町は大洪水に見舞われた。そんな中でも素治郎は取引先に足を運び続けた。注文を寄せてくれたのは、代々取引を重ねてきた旅館やお寺だった。高知の老舗旅館では当時の漆器が今もなお大切に使われていた。輪島塗は、昭和52年に国の重要無形文化財に指定された。能登半島地震が起きると依頼者の素也さんは、作業場を失った職人たちに自宅を開放した。
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2025年12月22日(22:00)
