- 出演者
- 若林正恭(オードリー) 尾上剛 若狭政哲
東京・墨田区にあるハローワーク。ここでは企業から集めた求人の中からその人にあった求人を紹介してくれる。その一角に変わった場所が。ぷち会社説明会とあったが、人手不足の会社が直接ハローワークに出向き、求職者に仕事のアピールをしている。この日ブースをだしていたのは、「管理」という管理会社。実際に使う警備服やアイテムを展示する気合のいれよう。このぷち説明会は、人手不足にあえぐ企業からの申し込みが殺到している。今年3月の都内の有効求人倍率の高い職種では1位は保安職業従事者で警備業。その求人倍率は18.55。仕事を探している人1人に対し、18件もの求人がある。説明会は基本予約制だが飛び込みもOK。日給は1万500円から。最初はパート採用だが、その働きぶり次第で雇用形態もかわるという。説明会を開いたのは切実な理由があり、平均年齢は76歳で最高齢は90歳なので常に人を欲している。警備員はあらゆる場面で必要とされていて、ビルや商業施設の点検だけでなく工事現場や駐車場での交通誘導など多岐にわたる。
人手不足の理由には去年の職業別一ヶ月の平均給与は全職種では平均34万円。警備員は24万円と低賃金で、長時間立ちっぱなしの上に、夏場は過酷な現場も。(厚生労働省調べ)。去年倒産した警備業の16社のうち、5社が人手不足が原因で倒産している。(帝国データバンク調べ)。
オープニング映像。
東京・日本橋にあるアジラは2015年に創業したスタートアップ。去年9月にはやロボット技術などをもつ企業を対象とした世界大会が行われたが、40カ国240社が参加する中でアジラは優勝した。会社を率いるのはCEOの尾上剛。その技術はカメラに姿勢推定を取り入れたこと。AIカメラが骨格を検知し、姿勢から行動を解析。暴力を振るうような動きをすると「喧嘩・暴力」というアラートが鳴る。AI防犯カメラが動作や行動から推定し、喧嘩・暴力と判断した。アジラの技術を導入しているのは渋谷スクランブルスクエア。地上47階の大規模複合施設の防犯カメラの前で番組スタッフが転倒すると、防災センターにアラートが。転倒から3秒後にAIが検知し、その様子をモニターにアップする。警備員がすぐに駆けつけることができた。防犯カメラは655台あり、あまりに多いために課題には見落としなく監視し続けることには限界があるという。しかし今はそのリスクが減った。また巡回は歩く距離も長く、警備員の負荷にもつながる。
またアジラを導入する他の複合施設の映像ではエスカレーターで転倒する男性を検知、他にも子どもが手すりによじ登ろうとすると、日常にはない動作として違和感として検知。さらに客同士の喧嘩も姿勢推定の位置であぶり出している。アジラの社員は自分たちで検知したい行動をして、それをいろいろなカメラで撮影することでデータを集め、学習させる基データを作っている。そのデータをAIに覚えさせる役割りを担うのがCTOの若狭政哲。これまでにない技術で警備業界を救う。
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防犯アドバイザーの京師美佳は警備員の仕事について4種類あり、1号は施設警備、2号は雑踏・交通誘導整備。3号は運搬警備。4号は身辺警備となる。交通誘導整備などは一番必要なのに対し、過酷なのに低賃金だという。また賃金を挙げられない理由には、価格転嫁が難しいという。また警備のお金はコストを削減になりがちで、それが警備員の給料に関わっている。
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尾上は姿勢推定という技術は元々五輪の体操競技の採点で使用されていたという。映画の喧嘩シーンは使えないのか?という疑問に、若狭は大げさなところがあり実際の現場の喧嘩とは違う場合があるという。一般的な防犯カメラは高い位置に設置されているために、AIに学習される基データの映像も同じように、人の目線より上から撮影する必要があるという。若狭はどれくらいのデータが必要か?について、喧嘩を網羅的に学習するために数千~数万単位のデータが必要だと答えた。700万件のビックデータで姿勢を推定しているという。そのアジラのAI防犯カメラは国内で200か所に設置し、ビルや駅、空港などを中心に1万台以上あるという。
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撮影した映像をどうAIに学習させているのか?アジラではアノテーションという作業を行っていて、NOSEやELBOWなどのマークを基データで確認していく作業。また喧嘩・暴力などが起こっているとなると、画面で%で表示する。
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若林がアジラのAI防犯カメラを体験。AIが実際に喧嘩・暴力を検知するかなどを試した。また進入禁止エリアでは人間と動物を判断でき、犬などが通っても検知はしないようになっている。200か所に導入されるAI防犯カメラは検知できる項目は20。火煙や、放置物、してはいけない場所でスケボーを乗っている若者などの検知ができる。
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尾上剛はAI防犯カメラの新たな活用術には、駅では線路から落ちてしまう人を検知するようにアジラが実際に鉄道の許可を得て、人形を転落させて転落事故の動きを収集した。他にも人が線路に降りて、改札を通らずに移動する違反行為も想定して撮影したものも。また保育園での事故では、うつ伏せになったまま園児が亡くなってしまう事故もあるが、アジラの技術があれば全部AIが判断できるという。
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住宅機器メーカーのLIXILが、去年4月に販売を始めた防犯カメラがある。一般の防犯カメラは撮影範囲に限界があるために、不審者の行動をすべてカメラに収めることが難しい。しかしこのカメラは追尾機能がついている。AIを搭載したカメラガ人物を検知し、360度不審者がいなくなるまでどこまでも追いかける。また不審者を検知すればスマホに通知が届き、その動きをリアルタイムで監視も可能。さらに、遠隔操作で音を出して威嚇も可能。
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2016年に創業したアメリカの企業で、3年前に日本オフィスを設立したヴェルカダ。その技術は録画された1週間分の防犯カメラの映像から必要な場面を探すのは膨大な時間と手間がかかる。しかしヴェルカダのシステムは検索の部分に文字を入力するだけで必要な映像を探しだすことができる。箱を持っている人と入力すると、これまでに撮影された箱を持った人が一斉に表示される。条件を複雑にしても上半身が赤で下半身が青と色を指定し検索するとそのような服装の人物が出てくる。アメリカでは犯罪捜査に活用される。
尾上さんは元々証券会社の投資銀行部門にいたが、企業で社会貢献ができるようなことをやりたいと考えたという。
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尾上さんは元々証券会社に勤めていたが、2022年に45歳でアジラに転職。その理由に金融業にいると大きなお金を扱うが、得に警備業は人が現場に行って対価をもらうということを、金融業にいると中々知ることができないという。そういった環境に身を置くことで、自分の価値観も変わるかもしれないと思ったと答えた。アジラに決めたのは技術がすごいのに事業化ができていなかったので自分が活躍できると感じたと答えた。一方若狭も転職組だが、建設会社にいて中東でエネルギー開発施設の設計を担当していた。アジラの技術が面白くより深く知りたいという好奇心が大きかったと答えた。
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尾上さんはアジラの今後に、防犯カメラで検知するだけでなく、その後ロボットと連携しそこに向かわせるようにしたいと答えた。人がその場にいくとトラブルになるが、ロボットならその場が丸く収まる傾向にあるという。また警備員の精神的負担も減ると答えた。
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若林は今回の総括に、これからの時代警備や防犯のレベルが急速にレベルアップしていくことを感じたと語った。
アンパラレルド〜ニッポン発、世界へ〜の次回予告。
