- 出演者
- 山澤里奈 辻浩平 藤重博貴 黒田賢治
オープニング映像と、出演者によるオープニングの挨拶。
「アメリカとイランが2週間の停戦合意をしてもイスラエルが攻撃し続ける可能性があるのではないでしょうか(50代)」などの視聴者の声を紹介した。皆さんの質問に答えてくれるのは、イラン政治などに詳しい国立民族学博物館・黒田賢治准教授。
- キーワード
- 国立民族学博物館
アメリカとイランの2週間にわたる停戦で合意で重要な役割を果たしたのが、仲介にあたったパキスタン。シャリフ首相は日本時間けさ9時前、「イランとアメリカ、同盟国がレバノンを含むあらゆる地域で直ちに発効する即時停戦に合意したと発表できることをうれしく思う」とSNSに投稿した。事態はその直前まで緊迫していた。トランプ大統領が日本時間の午前9時までにイラン側がホルムズ海峡の開放などに応じなければ、イランのエネルギー施設などインフラへの激しい攻撃を示唆していたため。この間も現地では攻撃の応酬が続いていた。パキスタンは8日未明、2週間の停戦実現に向けた要請を双方に行ったという。期限まで1時間半を切ったころ、トランプ大統領が条件付きでイランへの攻撃を2週間停止する考えを示した。このあとイスラエルも首相府が声明で、「トランプ大統領の攻撃停止の決定を支持する」と表明。一方で、この2週間の停戦にレバノンは含まれないとしていて、イランの支援を受けるイスラム教シーア派組織ヒズボラへの軍事作戦は続けることを示唆した。仲介にあたったパキスタンのシャリフ首相は、戦闘の終結に向け、アメリカとイランの代表団をあさって首都イスラマバードに招き協議を行うと明らかにした。
- キーワード
- France 2アメリカン・ブロードキャスティング・カンパニーイスラマバード(パキスタン)シャバズ・シャリーフシャリフ首相 Xタスニム通信テヘラン(イラン)トムソン・ロイタードナルド・ジョン・トランプヒズボラベイルート(レバノン)ホルムズ海峡最高安全保障委員会首相府
ニューヨーク原油市場によると、7日はアメリカがイランのエネルギー施設などへの攻撃に踏み切るという懸念から国際的な取引の指標となるWTIの先物価格が一時1バレル117ドル台まで上昇したが、停戦の発表をきっかけに一時1バレル91ドル台まで急激に下落した。イランのアラグチ外相が「2週間にわたりホルムズ海峡はイラン当局との調整などを通じて安全な航行が可能になる」と表明したことも原油の供給面にプラスだとして先物価格の下落につながった形。一方で、停戦合意が発表されたあとも攻撃は続いていると一部で報じられている。
ワシントンからの中継で、ワシントン支局長・西河篤俊さんは、「『トランプ大統領はせっぱ詰まった状況でとにかく早く合意に達することを優先したと思う』、アメリカ政府元高官に話を聞くとこういう見方を示していた。停戦合意が維持され戦闘終結に至ることができるかどうか、楽観的な見方は出来ず今後の協議の場が正念場といえると思う」などとコメントした。
イスタンブールからの中継で、ヨーロッパ総局・野原直路さんは、「これ以上犠牲を拡大させたくないという思いがある中で、イランにとって面目が立つ形の提案に応じたということだと思う」などとコメントした。
イスラマバードからの中継で、イスラマバード支局長・太田佑介さんは、「パキスタン指導部はまさに土壇場まで双方に水面下で働きかけを続けたが、中でもキーマンになったとみられるのが、パキスタン軍のトップ、ムニール陸軍参謀長。ムニール氏はイランの革命防衛隊の幹部らと太いパイプがあるとされる上、トランプ大統領からも去年単独でホワイトハウスの昼食会に招かれる異例の待遇を受け、“お気に入りの元帥”と呼ばれるほど緊密か関係を築いている。軍事作戦の開始以降繰り返し双方と電話会談を行い説得を続けたことが今回の合意につながったとみられる」などとコメントした。
合意に至った背景について、国立民族学博物館・黒田賢治准教授は、「トランプ大統領がイラン側の掲げた10項目の条件を交渉の基盤とする停戦交渉を行うという形をとられたと思うが、おそらくアメリカ側が大きく譲歩したというふうにみれると思う」などとコメントした。タスニム通信が報道した「イラン10項目の提案」とは、「アメリカがイラン侵略しない保証」、「ウラン濃縮活動の容認」、「2次制裁の解除」、「IAEA理事会の全決議終了」、「中東地域からアメリカ軍撤退」、「イランのホルムズ海峡管理継続」、「1次制裁の解除」、「国連安保理の全決議終了」、「イランへ賠償金支払い」、「レバノン含む全戦線で戦闘終結」。
6日(月)に出演した日本船主協会会長・長澤仁志さんからの質問「イランの過去の歴史経験が外交姿勢に与えた影響は?」。国立民族学博物館・黒田賢治准教授は、「過去の経験というものが国際的に独立したイランという外交戦略を継続的にもってきたのではないか」などとコメントした。
あすのゲストは、IEA・国際エネルギー機関元事務局長・田中伸男さん。国立民族学博物館・黒田賢治准教授の質問「今後、日本がとるべきエネルギー政策とは?」。
カンボジア・プノンペン近郊の村で今月中旬のクメール正月を前に、毎年恒例の牛車レースが行われた。参加したのは、地元の農家の人たちで、1キロの道のりを牛車で全力疾走。優勝者にはおよそ8万円の賞金。参加者からは“いまの農業にも牛の居場所はある”、トラクターなどの燃料費が高騰する中“コスト削減もできる”との声も聞かれた。
- キーワード
- クメール正月プノンペン(カンボジア)
3世紀前から大人気、ラム酒をたっぷり染み込ませたスイーツ「ババ・オ・ラム」。誕生したのは、18世紀。虫歯でパンが固くて困っているポーランド王のために菓子職人がパンをワインに浸したとか。その職人が1730年、パリ最古となる菓子店を開店。ワインをラム酒に変更すると、大評判となった。
アフガニスタンでは、タリバンが5年前に再び権力を掌握して以降、独自に解釈したイスラム法のもと女性が通えるのは小学校までに限られ、女性の教育の機会が大幅に制限されている。タリバンが推し進めているのが「マドラサ」と呼ばれるイスラム神学校の拡大。通うのはほとんどが男性だったが、タリバンはいま女性にもマドラサに通うよう求めている。
取材交渉の末、今回タリバンが設置したマドラサの内部の取材が認められた。アフガニスタンの新学期、首都カブールの高校で開かれた式典の参加者は、タリバンの関係者や男子生徒ばかり。女子生徒の姿はない。式典に出席したタリバン暫定政権の幹部は、独自に解釈したイスラム法に沿った教育の重要性を強調した。国連によると、アフガニスタンで中等教育以上を受けられない女性は220万人にのぼる。タリバンが各地に建設を進めているのがマドラサ。マドラサには中学生以上にあたる女性も通っている。その数はタリバンの復権後急増し、アフガニスタン全土で2万以上になる。マドラサではどんなことが教えられているのか。西部ヘラート州で3年前にタリバンが設置したマドラサには、12~18歳のおよそ300人の女性たちが通っている。マドラサはイスラム教の聖職者などを育てる教育機関で、コーランやイスラム法などを教え、国によっては数学などの授業も行われている。しかし、タリバンが運営するマドラサでは、独自に解釈したイスラム法の戒律を教える授業やコーランの朗読などに限定されている。
マドラサに女性を通わせるようタリバンから圧力がかけられる実態も見えてきた。厳しい経済状況が続く中、貧困家庭への援助を行うタリバン。その援助の条件として、子どもをマドラサに通わせることを求めている。女性の教育機会を厳しく制限しているタリバン。人権団体は、マドラサを拡大し子どもたちを近代的な知識から隔絶することで、タリバンがみずから支配の思想的基盤を強化しようとしていると指摘している。これまで学校教育に携わっていた人たちが排除される事態も相次いでいる。元教師・カミラ・メルザイさんは、「学校の閉鎖で誰もが失望し悲しんでいるのは確かです。生徒たちは教育を受け続けたいし、私たち教師も教え続けたいです」などとコメントした。
イスラマバードからの中継で、イスラマバード支局長・太田佑介さんは、「マドラサに行っても社会で生きていくための基本的な学力を身につけることはできず、女性たちは家の中で家事をする以外人生の選択肢がほとんど無くなっている。女性たちの間ではうつ状態に陥るなどメンタルヘルスの問題が深刻になっているほか、国連は望まない結婚を強いられるリスクが高まっていると指摘している。より深刻な問題として懸念されるが医療。アフガニスタンでは伝統的に女性の患者は女性の医師が診察するとされ、今後女性の医師や看護師が不足し病気になっても適切な医療を受けられない事態が起きる恐れがある」などとコメントした。
ワシントンのポトマック川沿いで咲き誇るおよそ3000本の桜。いまから100年以上前、日本から親善の象徴として贈られた。現在見られる桜は、当時の苗木が元になっている。東京・足立区の荒川沿い、アメリカへのこの一帯に咲いていた桜の苗木が贈られた。“五色の雲がたなびく”ようだと称され、五色桜として親しまれていた。しかし、物資が乏しくなった戦時中や戦後、燃料用のまきとしてほとんどの木が切り倒されてしまった。一度は姿を消してしまった五色桜。その後地元住民などの声を受けて復活したが、その歴史を知る人は、五色桜は戦争の悲しさを体現するものだという。
日本から贈られたワシントンの桜にも戦争とは切り離せない歴史があった。1941年、日本による真珠湾への攻撃に怒った人が桜の木を切り倒す事件が起きた。そのうちの2本は、1912年に植えられた原木だった。桜を管理するアメリカ国立公園局・マイク・リターストさんは、訪れる人たちに戦争の悲惨さを知る桜に思いをはせてほしいと考えている。五色桜がなくなってしまったことを知り、今度はアメリカが戦後日本に桜を贈った。その桜というのは、日本からアメリカに贈られた桜をもとにしたものだった。そのうちの1本は、当時のレーガン大統領夫人から贈られたものであることから、“レーガン桜”と名付けられ今も親しまれている。
韓国軍の合同参謀本部は、「北朝鮮がきょう午後2時20分ごろ、東部フォンサン付近から日本海に向けて短距離弾道ミサイル1発を発射し700キロ以上飛行した」と発表した。韓国軍によると、北朝鮮はきょう午前にも同じウォンサン付近から短距離弾道ミサイル数発を発射したほか、きのうも首都ピョンヤン付近から飛しょう体を発射したと明らかにしている。連日の発射について、韓国メディアからは、イ・ジェミョン政権が北朝鮮との対話を模索する中、北朝鮮が韓国を「敵対国」と位置づける姿勢を改めて示したという指摘がでている。韓国軍は、アメリカ軍と連携し詳しい分析を進めるとともに警戒態勢を強化している。
宇宙船は、日本時間の7日、月の裏側を回り込むように飛行し、人類が地球から最も離れた距離に達した。その間宇宙飛行士は月や宇宙の様子を写真に収めていて、NASA(アメリカ航空宇宙局)がその一部を公開した。このうち「月の新しい見え方」と題された写真では、手前に半円状の大きな月が、奥に三日月状の地球が捉えられ、地球からは確認できない月の裏側のクレーターをみることができる。別の写真では、月面で最大かつ最古の「南極エイトケン盆地」の東の端にあるクレーターが密集した地形が写っていて、NASAは数十億年かけて形成された古代の地質学的な歴史を垣間見ることができるとしている。
