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オープニング映像。
駅の周辺にはたくさんの装置がある。これらの装置を動かしているのが鉄道信号システム。今回のガリバーは遮断器・ホームドア・転轍機など鉄道の安全を支える装置を製造、それらを操作する制御盤を含め路線全体の安全運行を担う鉄道信号システムを手掛けている「京三製作所」。
鉄道信号には“閉そく”という考え方がある。線路を信号機で一定の区間に区切って、その区間には一つの列車しか入れないようにして列車の追突事故を未然に防ぐ。運転士の見落としにも対応するのはATS(自動列車停止装置)地上子。信号機が赤になると「止まれ」という情報がATS地上子に送られる。ATS車上子はその情報を受け取って列車は止まる。京三製作所の年商は853億円、従業員数は2075人。京三製作所が製作している制御盤を使って駅および周辺の装置をコントロールしている。
京三製作所の鉄道信号システムのかなめとなる制御盤の裏側にはスイッチの役割を果たすリレーがたくさんある。リレーは各装置の動作に個別に対応している。主要駅に使われるリレーの数は約1900個。リレーはアナログ機器で、本体が大きく数が多いので場所も取る。あえて機械式にすることでわかりやすく安全を担保することができる。踏切の遮断器は一つずつ手作業で丁寧に組み立てている。遮断器には寿命の目安にするためにカウンターをつけている。線路の分岐を切り替える転轍機に必要なパワーは年々上がっているという。
1917年、前身となる東京電機工業が創業。翌年、創業者・小早川常雄がもう一つの前身である京三商会を創業、鉄道や発電所の設備設計などを手掛けた。その後、児童閉そく信号装置などを製造販売。1963年、東海道新幹線にATC装置(自動列車制御装置)が採用された。その後、台湾の子会社設立を皮切りに現在は海外5か所でグローバルに事業を展開。2004年にはホームの可動ステップを製造販売。
京三製作所では時代に合わせて製品の試験の方法も進化している。2021年に新たに作られたEMC試験室は製造した電子機器が不要な電磁波を出していないか、外部からの電磁ノイズで誤作動をしていないかを試験する。近年、列車に搭載する電子機器が複雑化していること、携帯電話やWifiからの影響を受けないかも試験する必要がある。暑さ、寒さ、列車特有の進藤をテストする装置もある。京三製作所が今、力を入れているのは列車の自動運転システム、ATSを進化させた磁気マーカー。
「全然と品質を第一にした製品をつくり続ける「ことで鉄道の安全と安定輸送に貢献していきたい」と國澤社長は語った。
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知られざるガリバーの次回予告。
