長い間上皇さまを魅了してきたハゼとはどんな魚なのか。大都会・東京でも身近なハゼの代表格・マハゼが見られる。南の海には驚くほど個性的なハゼたちがいる。例えば背びれがピンと伸びた「ハタタテハゼ」、鮮やかな文様の「チゴベニハゼ」、そして丸い背びれが特徴の「ニチリンダテハゼ」、炎のような背びれを持つ「ホムラハゼ」など、色や形・行動も多彩。九州・有明海の干潟から出てきたのはムツゴロウ。魚なのに水から出てヒレで歩いている。ジャンプなどをして求愛や縄張りのアピールをする。日本屈指の清流で知られる紀伊半島・古座川で急流に抗って進むのは、岩についた苔を食べるボウズハゼ。なんと滝登りをする。お腹のヒレが吸盤となり、急な傾斜でも川の上流に登っていける。ハゼの仲間は日本だけで600種以上が生息する驚くほど多様な魚。
