川口市に川口市立美術館が誕生した。今年9月からの本格オープンを前に、期間限定の企画展が順次開かれている。入り口には鋳物が使われたタイルが敷き詰められるなど建物には工夫が凝らされている。建畠哲館長は、草間彌生さんの美術館や国立国際美術館などの館長を務めてきた。建畠さんの父親は川口を拠点にした彫刻家で、駅前には父親の作品が展示されている。建畠さんは、親子2代で川口と関わることに縁を感じている。建畠さんが川口を最初に訪れたのは幼少時代。父親と一緒に見た町は鋳物工場が一帯に広がり活気に溢れていたと振り返る。美術館をきっかけに町を活気づけたいと考えている。美術館では住民どうしの交流が行われている。この日、川口の歴史を伝える展示物を作るワークショップが開かれ、参加者はそれぞれの記憶をたどりながら作品づくりを行った。建畠さんは美術館での住民どうしの交流が川口の新たな魅力を生み出すきっかけになることを期待している。
住所: 埼玉県川口市栄町3
