デンマークはトランプ大統領がグリーンランドへの武力行使を開始した場合に向けた備えを進めている。トランプ大統領はことし1月の演説で「武力を使う必要はなく使いたくもない」と武力行使を否定していた。デンマークのラスムセン外相はアメリカとの会談後に「アメリカと意見が食い違っている。まだ話し合いを続ける」と警戒を緩めていないという。デンマーク公共放送「DR」は政府関係者の話としてグリーンランドへアメリカ軍機の着陸を阻止する目的でグリーンランド内の主要な空港の滑走路爆破のための準備や、負傷者が出た場合の治療に使う輸血用血液の輸送をデンマーク軍が行っていたと報じた。デンマーク軍が爆発物などを運んでいた時期はアメリカがベネズエラを攻撃しマドゥロ大統領を一方的に拘束した直後で、「DR」の取材に応じた関係者は「あらゆるシナリオを真剣に検討せざるを得なかった」と明かしたという。
